「テストは高得点なのに話せない」を脱するための3つのヒント

こんなお悩みありませんか?TOEICなど英語のレベルチェックテストで平均点を超えてきたのに、口から英語が全く出ない、
頭が真っ白になって何を言おうとしたのかわからなくなる。その結果、外国人の話を首を縦に振りながら聞く側に回って
しまいがち。この記事では、こんなお悩みを脱するためのヒントを3つにまとめてお伝えします。

言いたいことが決まっていない。話題について知識がない

私のクライアントさんの一人が家族で新年に食事会をした。という話をしてくれました。
何かお祝い事ですか?と聞いたら、「父の還暦祝いです」ということでした。

おお、還暦。

中国と日本にしかない東洋の暦に基いた話だから、外国人に簡単に説明できたら
面白いかもしれない。と思って

What’s 還暦? Tell me about it.

と還暦について話すように話題を振ってみました。

すると「60歳のお祝いです」というので「何をお祝いするのか、どうしておめでたいのか?」と続けて質問したところ
長~い沈黙が。。。

もちろんインターネットで検索するとたくさんのサイトが出てきて、還暦とは干支が5回、まわって赤ちゃんに還る年。
戦前の日本ではそもそも平均寿命が短く、60歳まで生きる人が少なかったから長寿としてお祝いする、などなど
たくさんの記事を目にすることができます。

日ごろから外国人にこんな話をしてあげたら面白いかな?というネタ集めをしておくといいですね。
またBBCやCNN, NHK Worldなどのニュースアプリをスマホに入れておくと駅のホームや電車の中で
今、話題になっていることを簡単にチェックすることができます。

とかくツイッターやFacebookを習慣的に見てしまう。でもそのうちの3回に1回はトピックやニュースを見てみましょう。

英語はペラペラ話せないと恥ずかしい、という思い込みで焦ってしまう

私のところで新規に英語を話すトレーニングを受ける方に必ず聞くことがあります。

「英語で何ができるようになりたいですか?」

その質問に対して

「流ちょうに話したい」
「役員会でプレゼンができるようになりたい」
「電話会議の司会ができるようになりたい」

といろいろな目標を聞くことができます。
それに対して「目標を達成して英語を話している自分ってどんなイメージですか?」となりたい自分を
映像化することをお勧めしています。

スポーツのイメージトレーニングと同様、それができている自分の姿がまざまざと描けることって、
モチベーションの維持にもつながります。それが実現した時の満足感、快感を脳が擬似体験できるから
嬉しくなるんです。

ところが、なりたい自分が英語を話しているイメージで多くの方に共通しているのが

・ ペラペラになる

更に掘り下げると

・ 長い文章で話している
・ 手振り身振りを交えて英語を早口で話している

この二つが、多くの方が思う「英語ペラペラ状態」ということのようです。その結果、長い文章を早口で話せない限り、
自分は英語が上手にかっこよく話せない人。ダメな人。ああ引っ込んでしまいたい。というコンプレックスの
上書きを、自動更新し続けていることになります。

ところでノーベル医学賞を受賞された京都大学の本庶佑先生の英語を聞いたことがありますか?
とてもゆっくりでシンプルな英文を、アクセントを正しい位置に置いて話されていました。一度で聞き取れる、
誤解しようがない英語に心を動かされた人は多かったようです。
YouTube動画へのリンク(スピーチは0:29から


私も25年間、外資系企業で英語が母語でない外国人と仕事をしてきました。
仕事ができるエキスパット(駐在者)、トップマネジメントの皆さんは必ずしも長い文章を早口で話しているわけでは
ありません。
ポルトガル人の事業部長は英語で言えない単語があると、そこだけポルトガル語を入れて話を続けていました。

私の推測ですけれど、どうして長文で話すことを目指してしまうのか?という疑問へのお答えは受験勉強をしていたころ、
長くて複雑な英語は難易度が高い。それは高級な英文。英語を話すならそういうかっこいい英語を話せないとダメ。
という思い込みが出来上がってしまったのではないでしょうか?

実際共通語としての英語を話すときに大切なのはいろいろな英語力の人、すべてに対して話が分かりやすいこと
でしょう。といういのも、みんながみんなネイティブではないし、コミュニケーションの道具として英語を話していますから

更に英語が口からでてこない理由の3つめは。。。

どこから話したらいいかわからない

結論から言うと

①「結論から伝える」「質問には『YesかNoか/答えは〇〇です』と答えることから始める
②「理由の説明はそのあと」


日ごろからこの順番で話すことを日本語でも練習しておくと、話す順番に迷いがなくなります。
「あの人の話って分かりやすいよね~」と聞き手から言われるようになるでしょう。

でも多くの日本人はこちらの言い分を相手にわかって欲しい、または説明もせずに突然結論を言うのは
失礼な気がして、詳しい背景情報から丁寧に説明しようとします。

そうなると普段英語でのやり取りに慣れている人は「それで、何が言いたいの?」「あなたが言いたいのはこういうことですか?」と
という質問をしたくてイライラしがちです。話している相手の眉間にしわが寄るのを見た経験はありませんか?

普段から英語のやり取りに慣れている人や、ネイティブスピーカーに対してはのお願い事は一番伝えたいこと(結論)から話し始めると
一度で伝わるようになります。また、結論から話す習慣をつけておくと、「あの人は日本語も英語も話がわかりやすいよね」
という評判が立つこと間違いなしです。

話の順番、テンプレートが出来上がっていれば、「何から話そう?」と迷うことがなくなりますので英語のハードルはぐっと下がります。

相手の頭に入りやすい話の順番テンプレート

① 結論
② その理由、背景説明

③ それをやることによる相手のメリット(ここまでできれば完璧)

プレゼンなど相手を説得する目的で話すときはぜひ③まで入れてみてください。
①と②で話をする ということをしばらく意識的にするだけでも、英語はもちろんのこと、
日本語で話すときも

「話が分かりやすい」

と言われるようになる嬉しい変化が起きてくること、請け合いです。

法人契約の生徒さんの上司の方に、出張レッスン先の会社の廊下で出会ったときに
「〇〇さんの英語はまだ聞く機会がないけれど、近ごろ日本語の説明が分かりやすくなった」
という嬉しい感想をお聞かせいただきました。

頭でわかっているだけでは実際にできるようにはなりません。まずは練習してみる。日本語からでも
習慣にしてしまえば、英語で話すときに効果が確認できますのでぜひやってみてくださいね。

この記事を書いた人

仕事の英語パーソナルトレーナー
河野 木綿子(こうの ゆうこ)

上智大学新聞学科 1983年卒業
ロンドン大学 Goldsmiths College
心理学部 大学院  2000年卒業
東京都青梅市出身

日本第1号の仕事の英語パーソナルトレーナーを2014年に開業。
英語ができるだけでは足りない、海外との業務で圧倒的な結果の差を生む
「マナーや振る舞い」まで学べるレッスンが評判です。

【保有資格】
・ケンブリッジ英検
・IELTS 7.0 (1998)
・英国心理学協会の能力・適性テストの実施資格※
※企業で面接、適性検査、能力検査を実施する資格
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アクセス:〒160-0022 新宿区新宿5-18-20 ルックハイツ新宿803

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仕事の英語パーソナルトレーナー
河野 木綿子(こうの ゆうこ)

上智大学新聞学科 1983年卒業
ロンドン大学 Goldsmiths College
心理学部 大学院  2000年卒業
東京都青梅市出身

日本第1号の仕事の英語パーソナルトレーナーを2014年に開業。
英語ができるだけでは足りない、海外との業務で圧倒的な結果の差を生む
「マナーや振る舞い」まで学べるレッスンが評判です。

【保有資格】
・ケンブリッジ英検
・IELTS 7.0 (1998)
・英国心理学協会の能力・適性テストの実施資格※
※企業で面接、適性検査、能力検査を実施する資格
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