アメリカのビジネスパーソンに酒のうえでの失敗談は避ける

この記事は、これから先、活発になる国際交流で、国によって話題のタブーがあれば知りたいという方のためのものです。

Cheers! 乾杯!

先日、LinkedInでつながったお友達と1時間ほどZoomでおしゃべりをしました。彼女はイギリス南部のブリストル在住。もう20年近く在英でご家族と暮らし、お仕事をしています。

彼女の投稿がいつも興味深いので、初めはこちらからお声がけしたのですが、おしゃべりしましょうということになって。
ほ~んと、いまの世の中どこにいても話したい相手とコンタクトできるなんて。幸せ。

イギリス人ってお酒に寛容だよね?

おたがいに今までの人生の話とか、将来の夢とか気楽にゆるーく話せて楽しかったです。特にイギリス人がお酒に対して寛容だよね。という話では盛り上がりました。普段、紳士淑女なのにお酒が入るとやんちゃだね。という話です。

まず二人ともイギリス人については知っています。お酒に寛容。ロンドンの金融街のビジネスパーソンはランチタイムにパブの店頭でご飯の代わりにビールを飲んでいる。これをLiquid lunch液体のランチ というのです。

私が20年以上前にショックを受けたのが、ロンドンのど真ん中のパブで、スーツを着てハイヒールでビシッと決めた女性3人組が大テーブル乗って、ABBAのDancing Queen を踊り狂っていた景色。ヒールをガンガン打ち鳴らしてステップを踏んでいました。

イギリス人の酔っ払いは、やんちゃぶりが半端ありません。
私が20代後半に初めて経験した英語の職場(英語学校)もイギリス人がほとんどでしたが夏休み、春休みで生徒さんがいないときは午後は内輪でパーティ。

ディレクターのJohnが千円札を3枚くらい渡してくれて「チーズとワイン、お願いします!」と私に頼みます。
近所のスーパー今はもうないFujiyaさんで白ワインとチーズを買って帰ると、あとは就業時間まで飲んではしゃべり、しゃべっては飲みというアメリカではもちろん、日本の職場でもあり得ないことをしていました。

アルコールに厳しいアメリカのビジネスパーソン

一方で私が知る限りアメリカの職場ではアルコールに対して厳しいです。
まず入社時に誓約書にサインをします。その中にはあらゆるハラスメントをしないという条項と、いかなる薬物の影響下でも施設内で業務に携わらないという一文があります。薬物には違法なドラッグの他に、アルコールも含まれます。したがって、仕事納めに柿ピーやポテチをつまみながら「お疲れ様~」と缶ビールをアケルのも禁止です。

ある年のボージョレ―ヌーボーの解禁日に、私は職場の同僚と飲み過ぎてしまい、二日酔いこそしませんでしたが、朝起きたときに、まだワインの臭いがプンプン。仕方なく、職場に電話して「本人は正気ですが、薬物の影響下にありますので、午後から出勤します」と告げたところ、日本人同僚たちの笑いを取るだけで済みました。

でも、アメリカ人に対してはそういう話は辞めたほうがいいです。
アメリカからのビジターたちに、誰かを紹介するとき笑いを取ろうとお酒のうえの失敗談をするとドン引きされます。かつての生徒さんが「アメリカ人たちに○○さんが酔っぱらって奥さんに締め出されるっていう話をしたらシーンっとなりましたけど、そういうのは受けないんですかね?」と聞かれたこともあります。

とうしてアメリカ人ビジネスパーソンがアルコールに対して厳しいのか?詳しいことは分かりませんが、恐らく建国がピューリタン(清教徒)だったことも関係しているのかもしれません。たしか、いまでも許された以外の公共の場所での飲酒は禁止です。

国によってアルコールに対しての厳しさが違うことに注意!

日本人は「酒の上でのことだから、水に流そう」とアルコールに対して寛容です。でも世界の国の中にはアメリカのように酔っ払いに対して厳しい国もあれば、飲酒がみとめられない文化圏もあります。

すでに街にはインパウンドが戻ってきています。なにかの機会に同席するかもしれませんが、様々な国や宗教上の飲酒や食事の決まりに気を配って交流したいものです。