英語にもある、敬語的な表現を使います
英語と言うとアメリカ映画を観ているときに、お互いファーストネームで呼び合っていて、あったときの挨拶も
Hey, what’s up?
のようなカジュアルなやりとりをするイメージがありますよね。だから敬語なんてない。と思うと実は英語にも敬語的な表現があります。
そして仕事中は必ず丁寧なお願いの仕方をします。
尊敬語、謙譲語、丁寧語にあたるような敬語ではないのですが、例えばお取引先の決裁権限者や
自分の会社のたまにしか合わない役員クラスの人たち。
そういう人に対して
Hey, what’s up?
とは言いません。
Pleaseは強制力があるので上司には使わない
目上の人に対するお願いに Please は使いません。Please は丁寧であっても、強制力を感じさせる言葉です。
日本語に言い替えたら「やってくださいね!」のようなニュアンスがあります。
日本語でも「~をお願いします」ときっぱり言わないのと同様、英語でも
「~していただけないでしょうか?」
「~していただけるとありがたいです」
にあたる表現がありますので2つご紹介します。
- 「~していただけないでしょうか?」
I was wondering if you could speak more slowly.
「もっとゆっくり話していただけますでしょうか」
I was wondering if you could speak with short sentences.
「短いセンテンスで話していただけないでしょうか」
コツは I was wondering if you could を一気にスラスラ口から出るようにしておくこと。
ただでさえ偉い方に微妙なお願いをするときは緊張して口もなかなか動かない。
であれば本番で言えるように120%できるくらい日ごろから口慣らしをしておくのがおススメです。
例えば、今日は廊下を歩いているとき、外で信号待ちをしているとき、ずっと口を動かす練習をしよう。
と決めて実行してみてください。必ず口は動くようになります。
あともう一点、お気づきかと思いますが
I was wondering if you could
と過去時制になっています。
英語は would とか could とか、今よりもひとつ前の時制の助動詞を使うと謙虚さがでたり、「もしも~」という仮定の話になります。
もう一つの敬語的な表現は、
2. 「~していただけるとありがたいです」
I would appreciate it if you could~
もし、何々していただけるとありがたいです。
日本語でもこういう押しつけがましくならないような言い方をするのは同じですね。